タワーブリッジの橋桁が開いていくところ(その1) |
1886年から約8年間の歳月を経て竣工し、1894年6月30日に正式な開通を迎えたタワーブリッジ(Tower Bridge)の長さは約240m、左右にあるゴシック様式の主塔の高さは約65mで、主塔間の橋桁の長さは約61mとなっている。
タワーブリッジの橋桁が開いていくところ(その2) |
主塔上部(高さ:約44m)には、跳開用の水を流すパイプを通すために、跳開時に利用する歩道橋が設けられた。歩道橋を利用するには、主塔の階段を上がる必要があり、利用者が少なかったことを理由に、1910年に一旦閉鎖されたが、主塔内にエレベーターが導入されたことに伴い、1982年にはタワーブリッジ展示室(Tower Bridge Exhibition)として一般公開された。
タワーブリッジの橋桁が開いていくところ(その3) |
跳開橋の可動部分は、竣工当初、蒸気機関により水をパイプに通し、跳開部の端に水圧を掛け、シーソーの原理を利用して、開閉を行なっていたが、1974年に電力による開閉へと切り替えられた。
タワーブリッジの橋桁が開いていくところ(その4) |
第二次世界大戦(1939年ー1945年)中、タワーブリッジは、ドイツ空軍による爆撃目標、また、V2ロケット等による攻撃目標とされ、1942年8月2日、V1ロケット1発がタワーブリッジの車道部分に命中し、被災している。
タワーブリッジの橋桁が完全に開いたところ |
タワーブリッジは、現在、第1級指定建築物(Grade I listed structure)に指定されている。
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