2018年5月13日日曜日

ロンドン パレスゲート通り2番地(2 Palace Gate)

画面中央の建物が、
初代准男爵サー・ジョン・エヴァレット・ミレーが住んでいたパレスゲート通り2番地

19世紀中頃、「ラファエル前派(Pre-Raphaelite Brotherhood)」と呼ばれる芸術グループを結成した画家の一人である初代准男爵サー・ジョン・エヴァレット・ミレー(Sir John Everett Millais, 1st Baronet:1829年ー1896年)が住んでいた家がパレスゲート通り2番地(2 Palace Gate)で、ケンジントン&チェルシー王立区(Royal Borough of Kensington and Chelsea)のケンジントン地区(Kensington)内に所在している。


ケンジントンガーデンズ(Kensington Gardens)を右手に見て、地下鉄ナイツブリッジ駅(Knightsbridge Tube Station)から地下鉄ハイストリートケンジントン駅(High Street Kensington Tube Station→2016年6月25日付ブログで紹介済)へと向かって西に延びるケンジントンロード(Kensington Road)を進む。そして、進行方向右手にケンジントン宮殿(Kensington Palace)が見えてきたところで、ケンジントンロードを左折して、パレスゲート通り(Palace Gate)へと入る。パレスゲート通りを南下して、左手から延びてきたレストンプレイス通り(Reston Place)と交差した角に建つのが、パレスゲート通り2番地である。パレスゲート通り近辺は、現在、高級住宅街の一つで、同2番地の建物には、ザンビア領事館(Zambian High Commission)が入居しており、玄関の上部には、「Zambia House」という表示が為されている。

パレスゲート通り2番地の建物には、
現在、ザンビア領事館が入居している

初代准男爵サー・ジョン・エヴァレット・ミレーは、1853年にロイヤルアカデミー(Royal Academy)の準会員(associate member)になり、直ぐに正会員(full member)に選出された。そして、英国の画家 / 彫刻家だった初代レイトン男爵フレデリック・レイトン(Frederic Leighton, 1st Baron Leighton)の死去に伴い、ミレーは1896年にロイヤルアカデミーの会長(president)に選出されるが、同年8月13日、喉頭癌のため、他界した。なお、彼の遺体は、セントポール大聖堂(St. Paul’s Cathedral)に埋葬された。

パレスゲート通り2番地の建物外壁に架けられているブループラーク

パレスゲート通り2番地の建物1階(英国では、G階)外壁に、「サー・ジョン・エヴァレット・ミレーがここに住み、そして、ここで亡くなった」ことを示すブループラークが架けられている。

0 件のコメント:

コメントを投稿