2025年12月31日水曜日

シティー内に点在するスヌーピー彫刻の探訪(Snoopy in the City: Sculpture trail)- その10

ホルボーン高架橋通りの南側に建つフリートプレイスハウス前の歩道に設置された
9番目のスヌーピー彫刻「The Night before Christmas」
<筆者撮影>

スヌーピー(Snoopy)が主人公である米国人気コミック「ピーナッツ(Peanuts)」の誕生75周年を記念して、12名のアーティストがデザインしたスヌーピー彫刻が、2025年11月19日から2026年1月16日までの約2ヶ月間、シティー・オブ・ロンドン(City of London → 2018年8月4日 / 8月11日付ブログで紹介済)内の各地に展示されている。



前回に続き、12名のアーティストがデザインしたスヌーピー彫刻について、個別に紹介していきたい。


(9)

*彫刻名: The Night before Christmas

*アーティスト名: Jina Gelder Ilustration





*展示場所: ホルボーン高架橋通り(Holborn Viaduct)の南側に建つフリートプレイスハウス(Fleet Place House)前の歩道

画面左手奥がニューゲートストリート(New Gate Street → 2018年5月19日付ブログで紹介済)で、
画面中央の交差点を過ぎると、
ホルボーン高架橋通りへと名前を変えて、画面右手前に延びる。
なお、画面奥の建物は、中央刑事裁判所
(Central Criminal Court → 2016年1月17日付ブログで紹介済)である。
9番目のスヌーピー彫刻「The Night before Christmas」は、
画面右手前の
ホルボーン高架橋通りをもう少し右へ進んだところに設置されている。
<筆者撮影>


ホルボーン高架橋(Holborn Viaduct → 2018年5月27日 / 6月2日付ブログで紹介済)の上を渡る
ホルボーン高架橋通りの南側から北側を見たところ -
画面右手奥が東側で、画面左手前が西側に該る。
<筆者撮影>
ホルボーン高架橋の全景写真–
ホルボーン高架橋の下を潜る通りは、画面奥までがファリンドンロード
(Farringdon Road → 2017年1月7日付ブログで紹介済)で、
画面手前からファリンドンストリート
(Farringdon Street → 2017年1月7日付ブログで紹介済)へと名前を変える。
<筆者撮影>

2025年12月30日火曜日

シティー内に点在するスヌーピー彫刻の探訪(Snoopy in the City: Sculpture trail)- その9

ホルボーンサーカスの南東の角に設置された
8番目のスヌーピー彫刻「Riverbank Dreams」
<筆者撮影>


スヌーピー(Snoopy)が主人公である米国人気コミック「ピーナッツ(Peanuts)」の誕生75周年を記念して、12名のアーティストがデザインしたスヌーピー彫刻が、2025年11月19日から2026年1月16日までの約2ヶ月間、シティー・オブ・ロンドン(City of London → 2018年8月4日 / 8月11日付ブログで紹介済)内の各地に展示されている。



前回に続き、12名のアーティストがデザインしたスヌーピー彫刻について、個別に紹介していきたい。


(8)

*彫刻名: Riverbank Dreams

*アーティスト名: Fran Preston-Gannon





*展示場所: ホルボーンサーカス(Holborn Circus - シティー・オブ・ロンドンとロンドン・カムデン特別区(London Borough of Camden)の境界線に所在)

ホルボーンサーカス内に建つアルバート公(Albert, Prince Consort)のブロンズ像 -
アルバート公は、ヴィクトリア女王(Queen Victoria:1819年―1901年
在位期間:1837年ー1901年)の夫君である。
なお、ここがホルボーン通り(Holborn → 2025年5月6日付ブログで紹介済)の東端で、
ホルボーンサーカスから右手(西方面)へと向かって延びている。
なお、画面奥の場所はシティー・オブ・ロンドンに属しているが、
画面手前の場所はロンドン・カムデン特別区に属している。
<筆者撮影>

ナショナルポートレートギャラリー(National Portrait Gallery)内で所蔵 / 展示されている
アルバート公の肖像画
(By Franz Xaver Winterhalter / Oil on canvas / 1867年 /
based on a portrait of 1859)
<筆者撮影>

ホルボーンサーカスの南西の角に建つビル(画面奥の建物)には、
スーパーマーケットを全国的に展開しているセインズベリーズ(Sainsbury's)の本社が入居している。
右手奥へ延びているのが、ホルボーン通り。
<筆者撮影>

画面手前の通りがチャーターハウスストリート(Charterhouse Street)で、
画面奥の通りがホルボーン高架橋通り。
更に奥に建つ教会のうち、左手が City Temple Church で、
右手が St. Andrew's Church, Holborn。
8番目のスヌーピー彫刻「Riverbank Dreams」は、
St. Andrew's Church, Holborn の右側に設置されている。
<筆者撮影>

           

2025年12月29日月曜日

シティー内に点在するスヌーピー彫刻の探訪(Snoopy in the City: Sculpture trail)- その8

英国の不動産開発会社の大手の一つである Land Securities 社が開発した
ニューストリートスクエアの中央に設置された

7番目のスヌーピー彫刻「Tales for Tails」
<筆者撮影>


スヌーピー(Snoopy)が主人公である米国人気コミック「ピーナッツ(Peanuts)」の誕生75周年を記念して、12名のアーティストがデザインしたスヌーピー彫刻が、2025年11月19日から2026年1月16日までの約2ヶ月間、シティー・オブ・ロンドン(City of London → 2018年8月4日 / 8月11日付ブログで紹介済)内の各地に展示されている。



前回に続き、12名のアーティストがデザインしたスヌーピー彫刻について、個別に紹介していきたい。


(7)

*彫刻名: Tales for Tails

*アーティスト名: Fernandes Makes





*展示場所: ニューストリートスクエア(New Street Square - 英国の不動産開発会社の大手の一つである Land Securities 社が開発)

7番目のスヌーピー彫刻「Tales for Tails」は、
Land Securities 社が開発したニューストリートスクエアの中央に設置されている。
<筆者撮影>

Land Securities 社のプレゼンテーションルームがある建物
<筆者撮影>

           

2025年12月28日日曜日

エルキュール・ポワロの世界 <ジグソーパズル>(The World of Hercule Poirot )- その18B

英国の HarperCollinsPublishers 社から現在出版されている
アガサ・クリスティー作「エッジウェア卿の死」の
ペーパーバック版の表紙 -
壁紙のような背景が、リージェントゲートにある
エッジウェア卿の邸のシャンデリアの形に切り取られている。


米国からロンドン/パリ公演ツアーに来ている女芸人カーロッタ・アダムズ(Carlotta Adams)の舞台を観に出かけたエルキュール・ポワロ(Hercule Poirot → 2025年10月11日付ブログで紹介済)とアーサー・ヘイスティングス大尉(Captain Arthur Hastings / アルゼンチンから一時帰国中 → 2025年10月12日付ブログで紹介済)の2人は、背景や衣装等を必要とせず、一瞬で顔つきや声音等を変えて、その人自身になりきる彼女の「人物模写演技」に深く感銘を受ける。第4代エッジウェア男爵ジョージ・アルフレッド・セント・ヴィンセント・マーシュ(George Alfred St. Vincent Marsh, 4th Baron Edgware)/ エッジウェア卿(Lord Edgware)と結婚している米国出身の舞台女優ジェーン・ウィルキンスン(Jane Wilkinson)の物真似に関しても、見事の一言だった。

更に、驚くことには、ポワロとヘイスティングス大尉の真後ろの席には、ジェーン・ウィルキンスン本人が、映画俳優のブライアン・マーティン(Bryan Martin)と一緒に、カーロッタ・アダムズによる自分の人物模写演技を楽し気に観劇していたのである。


エルキュール・ポワロは、
ジグソーパズル「エルキュール・ポワロの世界」の中央に立っている。
<筆者撮影>


アーサー・ヘイスティングス大尉は、
ジグソーパズル「エルキュール・ポワロの世界」の中央に立つ
エルキュール・ポワロの左斜め後ろに居る。

<筆者撮影>


女芸人カーロッタ・アダムズによる舞台が終わった後、ポワロとヘイスティングス大尉は、サヴォイホテル(Savoy Hotel → 2016年6月12日付ブログで紹介済)へと移動して、夕食をとる。その夕食の途中、ブライアン・マーティンと一緒に居たジェーン・ウィルキンスンが、ポワロの席を訪れて、内密の会話を求めた。


ストランド通り(Strand → 2015年3月29日付ブログで紹介済)に面したサヴォイホテルの玄関上部
<筆者撮影>


ジェーン・ウィルキンスンが宿泊している同ホテル3階にある彼女の部屋へと移動した後、彼女から「離婚話に応じない夫を説得してもらいたい。」という依頼を受けたポワロが、その2-3日後、リージェントゲート(Regent Gate → 2025年3月23日付ブログで紹介済)にあるエッジウェア卿の邸を訪問したところ、彼の返答は「6ヶ月も前に、離婚に同意する旨を彼女宛に手紙で既に伝えた。」とのことだった。話のくい違いに納得がいかないポワロであったが、そのまま帰宅せざるを得なかった。


エッジウェア卿こと、
第4代エッジウェア男爵ジョージ・アルフレッド・セント・ヴィンセント・マーシュの邸宅とも見間違う
ハノーヴァーテラス(Hanover Terrace)の外壁)-
リージェンツパークの西側にあり、
リージェンツパークを周回するアウターサークル(Outer Circle)沿いに建っている。
なお、リージェントゲートは、現在の住所表記上、架空の場所である。
<筆者撮影>


エッジウェア卿邸を出たその足で、ポワロとヘイスティングス大尉の2人は、サヴォイホテルへと赴き、ジェーン・ウィルキンスンと面会するものの、彼女曰く、「夫からそのような手紙を受け取っていない。」とのこと。

更に、ポワロ達は、ジェーン・ウィルキンスンから、「夫との離婚が成立でき次第、現在交際しているマートン公爵(Duke of Merton)との再婚を考えている。」と告げられる。


その翌朝(6月30日の午前9時半)、スコットランドヤードのジェイムズ・ハロルド・ジャップ警部(Inspector James Harold Japp)が、ポワロの元を訪れる。


ジェイムズ・ハロルド・ジャップ警部は、
ジグソーパズル「エルキュール・ポワロの世界」の中央に立つ
エルキュール・ポワロの右斜め後ろの位置に立っている。

<筆者撮影>


ジャップ警部から、ポワロとヘイスティングス大尉の2人は、「前夜、エッジウェア卿が、リージェントゲートの自邸の書斎において、頸部を刺され、殺害された。」と知らされる。

エッジウェア卿の執事であるアルトン(Alton)と秘書であるミス・キャロル(Miss Carroll)は、「事件があった当夜の午後10時頃、ジェーン・ウィルキンスンがエッジウェア卿を訪ねて来たので、書斎へと通した」ことを証言する。

ところが、ジェーン・ウィルキンスンは、「夫が殺された当夜、テムズ河(River Thames)畔のチジック地区(Chiswick → 2016年7月23日付ブログで紹介済)内に邸宅を所有しているサー・モンタギュー・コーナー(Sir Montague Corner)が開催した盛大な晩餐会に出席していた。」と答え、また、その晩餐会に出席していた他の客達も、彼女がその場に居たことを認めた。つまり、妻で、一番疑わしいジェーン・ウィルキンスンには、アリバイがあったのだ。


筆者がチジックハウス(Chiswck)で購入した
イングリッシュヘリテージ(English Heritage)のガイドブック


ジェーン・ウィルキンスン以外にも、エッジウェア卿を嫌っていた人物は、複数居た。

一人目が、エッジウェア卿の甥であるロナルド・マーシュ(Ronald Marsh)で、 お金に困っている上に、エッジウェア卿のタイトルを狙っていた。

二人目は、エッジウェア卿の先妻の娘であるジェラルディン・マーシュ(Geraldine Marsh)で、 父親であるエッジウェア卿に追い出された後、不遇の死を遂げた母親のことで、父親を恨んでいた。


ポワロは、人物模写演技を得意とする女芸人のカーロッタ・アダムズであれば、事件当夜にリージェントゲートにあるエッジウェア卿の自邸を訪れたと執事と秘書が証言したジェーン・ウィルキンスンに成り済ますことができたのではないかと考えるが、今度は、スローンスクエア(Sloane Square → 2025年5月25日付ブログで紹介済)に住むカーロッタ・アダムズが、睡眠薬のヴェロナール(veronal)の過剰摂取により亡くなっていることが発見される。


スローンスクエアに面したホテル -
地下鉄スローンスクエア駅(Sloane Square Tube Station)の近くに建っている。
<筆者撮影>


何者かの指示に基づき、カーロッタ・アダムズは、ジェーン・ウィルキンスンに成り済まして、リージェントゲートにあるエッジウェア卿の自邸を訪れ、彼を殺害したのだろうか?

そして、それを隠そうとする何者かによって、カーロッタ・アダムズは、過剰のヴェロナールを服用させられて、殺されたのか?


(34)魚の目を切るナイフ(corn knife)



ジェーン・ウィルキンスンの依頼を受けたポワロがリージェントゲートにあるエッジウェア卿の邸を訪問した日の夜、エッジウェア卿は、自宅の書斎において、首の後ろをひと突きされて死んでいるのを、メイドによって発見される。

スコットランドヤードのジャップ警部は、ポワロに対して、「医者が言うには、普通のペンナイフによる傷ではなく、何かペンナイフに類するものの、ものすごく鋭い刃物による傷です。」と告げる。「剃刀ではないですか?」と問い掛けるポワロに対し、ジャップ警部は「ずっと小さいものです。」と答える。

ポワロが事件の関係者達の話を聞いた結果、エッジウェア卿の殺害に使用された凶器は、魚の目を切るナイフだと判明した。


(35) 鼻眼鏡(pince-nez)



スローンスクエアの住居において死亡しているのが見つかったカーロッタ・アダムズのバッグの中には、その死亡原因となったヴェロナールの箱(本人の頭文字をルビーで飾った金の小箱)と一緒に、本人の頭文字を隅に縫い取った綺麗なハンカチ、パフ、口紅、1ポンド紙幣に小銭が少々、そして、鼻眼鏡が入っていた。


2025年12月27日土曜日

シティー内に点在するスヌーピー彫刻の探訪(Snoopy in the City: Sculpture trail)- その7

カージターストリートの西端に設置された
6番目のスヌーピー彫刻「Dreaming of the Mountains」
<筆者撮影>

スヌーピー(Snoopy)が主人公である米国人気コミック「ピーナッツ(Peanuts)」の誕生75周年を記念して、12名のアーティストがデザインしたスヌーピー彫刻が、2025年11月19日から2026年1月16日までの約2ヶ月間、シティー・オブ・ロンドン(City of London → 2018年8月4日 / 8月11日付ブログで紹介済)内の各地に展示されている。



前回に続き、12名のアーティストがデザインしたスヌーピー彫刻について、個別に紹介していきたい。


(6)

*彫刻名: Dreaming of the Mountains

*アーティスト名: RP Roberts


画面中央奥の左右に延びる通りが、
シティー・オブ・ロンドンとシティー・オブ・ウェストミンスター区の境界を南北に延びる
チャンセリーレーン。
<筆者撮影>



画面中央奥に見える通りが、
シティー・オブ・ロンドンとシティー・オブ・ウェストミンスター区の境界に該る
チャンセリーレーン。
<筆者撮影>

*展示場所: シティー・オブ・ロンドンとシティー・オブ・ウェストミンスター区(City of Westminster)の境界を南北に延びるチャンセリーレーン(Chancery Lane)に突き当たるように東西に延びるカージターストリート(Cursitor Street)の西端

2025年12月26日金曜日

エルキュール・ポワロの世界 <ジグソーパズル>(The World of Hercule Poirot )- その18A

英国の HarperCollinsPublishers 社から以前に出版されていた
アガサ・クリスティー作「エッジウェア卿の死」
(米国版タイトル:晩餐会の13人)のペーパーバック版の表紙 -
エッジウェア卿が住むリージェントゲート
(Regent Gate → 2025年3月23日付ブログで紹介済)の
邸宅をイメージしているものと思われる。


英国の Orion Publishing Group Ltd. から2023年に発行されている「エルキュール・ポワロの世界(The World of Hercule Poirot)」と言うジグソーパズル内に散りばめられているエルキュール・ポワロシリーズの登場人物や各作品に関連した112個の手掛かりについて、引き続き、紹介したい。

前回に引き続き、各作品に出てくる登場人物、建物や手掛かり等が、その対象となる。


ジグソーパズル「エルキュール・ポワロの世界」の完成形
<筆者撮影>


(34)魚の目を切るナイフ(corn knife)



ジグソーパズルの下段中央の左手にあるテーブルの前方の角に、魚の目を切るナイフが置かれている。


(35) 鼻眼鏡(pince-nez)



ジグソーパズルの下段中央の右手にあるテーブルの下段の中央に、鼻眼鏡が置かれている。


これらから連想されるのは、アガサ・メアリー・クラリッサ・クリスティー(Agatha Mary Clarissa Christie:1890年ー1976年)が1933年に発表した「エッジウェア卿の死(Lord Edgware Dies → 2025年3月29日付ブログで紹介済)」である。

「エッジウェア卿の死」は、アガサ・クリスティーが執筆した長編としては、第13作目に、そして、エルキュール・ポワロ(Hercule Poirot → 2025年10月11日付ブログで紹介済)シリーズの長編としては、第7作目に該っている。

なお、「エッジウェア卿の死」の場合、米国版のタイトルは、「晩餐会の13人(Thirteen at Dinner)」が使用されている。


ちなみに、作者のアガサ・クリスティーは、自伝において、「私はルース・ドレーバーの演技を見に行った後で、また一つの案を思い付いた。実に手際がよく、役に成り切っていると思った。 - 口煩い女房から大聖堂にひざまづく田舎娘に至るまで、その姿を変えるさまの素晴らしさと言ったらなかった。彼女のことを考えているうちに、私は『エッジウェア卿の死』の着想を得た。」と綴っている。


「エッジウェア卿の死」の場合、エルキュール・ポワロとアルゼンチンから一時帰国したアーサー・ヘイスティングス大尉(Captain Arthur Hastings → 2025年10月12日付ブログで紹介済)の2人が、米国からロンドン/パリ公演ツアーに来ている女芸人カーロッタ・アダムズ(Carlotta Adams)の舞台を観たところから、その物語が始まる。


エルキュール・ポワロは、
ジグソーパズル「エルキュール・ポワロの世界」の中央に立っている。
<筆者撮影>


アーサー・ヘイスティングス大尉は、
ジグソーパズル「エルキュール・ポワロの世界」の中央に立つ
エルキュール・ポワロの左斜め後ろに居る。

<筆者撮影>


背景や衣装等を必要としない彼女の「人物模写演技」は完璧で、一瞬で顔つきや声音等を変えて、その人自身になりきるのであった。第4代エッジウェア男爵ジョージ・アルフレッド・セント・ヴィンセント・マーシュ(George Alfred St. Vincent Marsh, 4th Baron Edgware)/ エッジウェア卿(Lord Edgware)と結婚している米国出身の舞台女優ジェーン・ウィルキンスン(Jane Wilkinson)の物真似に関しても見事の一言で、ポワロは深く感銘を受ける。

更に、驚くことには、ポワロとヘイスティングス大尉の真後ろの席には、ジェーン・ウィルキンスン本人と映画俳優のブライアン・マーティン(Bryan Martin)の2人が、カーロッタ・アダムズによるジェーン・ウィルキンスンの人物模写演技を楽し気に観劇していた。


サヴォイホテルの正面玄関
<筆者撮影>


女芸人カーロッタ・アダムズによる舞台が終わった後、ポワロとヘイスティングス大尉は、サヴォイホテル(Savoy Hotel → 2016年6月12日付ブログで紹介済)へと移動して、夕食をとる。

その夕食の途中、ブライアン・マーティンと一緒に居たジェーン・ウィルキンスンが、ポワロの席を訪れて、内密の会話を求めるのであった。