同作品は、1927年に発行されたホームズシリーズの第5短編集「シャーロック・ホームズの事件簿(The Case-Book of Sherlock Holmes)」に収録されている。
本作品は、英国のグラナダテレビ(Granada Television Limited)が制作した「シャーロック・ホームズの冒険(The Adventures of Sherlock Holmes)」(1984年ー1994年)において、TV ドラマとして映像化された。具体的には、第5シリーズ(The Case-book of Sherlock Holmes)の第5エピソード(通算では第31話)として、英国では1991年に放映されている。
配役は、以下の通り。
(1)シャーロック・ホームズ → ジェレミー・ブレット(Jeremy Brett:1933年ー1995年)
(2)ジョン・H・ワトスン → エドワード・ハードウィック(Edward Hardwicke:1932年ー2011年)
(3)ハドスン夫人(Mrs. Hudson)→ Rosalie Williams
<事件関係者>
(4)アデルバート・グルーナー男爵(Baron Adelbert Gruner:オーストリアの貴族で、現在、英国のキングストン(Kingston)近くのヴァーノンロッジ(Vernon Lodge)に居住)→ Anthony Valentine
(5)グルーナー男爵夫人(Baroness Gruner:アデルバート・グルーナー男爵の妻)→ Carol Noakes
(6)サー・ジェイムズ・デマリー大佐(Colonel Sir James Damery:今回の事件の表向きの依頼人)→ David Langton
(7)ヴァイオレット・ド・メルヴィル(Violet de Merville:ド・メルヴィル将軍(General de Merville)の令嬢で、アデルバート・グルーナー男爵の婚約者)→ Abigail Cruttenden
(8)ジャーヴィス(Jarvis:アデルバート・グルーナー男爵の執事)→ John Pickles
(9)キティー・ウィンター(Kitty Winter:アデルバート・グルーナー男爵の元愛人で、被害者)→ Kim Thomson
(10)シンウェル・ジョンスン(Shinwell Johnson:ロンドンの裏社会に通じた情報屋で、ホームズの協力者)→ Roy Holder
(3)
ハドスン夫人は、原作には登場しないが、英国 TV ドラマ版には登場している。
(5)
グルーナー男爵夫人は、原作の場合、ベイカーストリート221B(221B Baker Street → 2014年6月22日 / 6月29日付ブログで紹介済)を訪れたサー・ジェイムズ・デマリー大佐とホームズ / ワトスンの間で、言及されているのみだが、英国 TV ドラマ版の場合、物語の冒頭において、映像として登場する。
(8)
アデルバート・グルーナー男爵の執事は、原作の場合、登場するものの、名前については、言及されていない。英国 TV ドラマ版の場合、「ジャーヴィス」と言う名前が与えられている。

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