前にも述べた通り、2014年7月2日から同年9月15日まで、「ブックス・アバウト・タウン(Books about Town)」というイベントがナショナルリテラシートラスト(The National Literacy Trust)によって開催されていて、ロンドン市内に本の形をしたベンチ(BookBench)が、全部で50個展示されている。
ブルームズベリー(Bloomsbury)地区の大英博物館(British Museum)の北側にロンドン大学(University of London)が位置しており、その一角にあるウォバーン スクエア(Woburn Square)内に、シャーロック・ホームズ(とジョン・ワトスン)のブックベンチが設置されている。
・ベンチ名: The curious case of Sherlock Holmes(シャーロック・ホームズの奇妙な事件)
・スポンサー: Conan Doyle Estate Ltd.(コナン・ドイル財団)
・アーティスト: Valerie Osment(ヴァレリー・オズメント)
ベンチの表側の背凭れの部分には、左側から順に(1)夜霧の中に浮かぶロンドンのガス灯、(2)ホームズ愛用のヴァイオリン「ストラディヴァリウス」、(3)「緋色の研究(A Study in Scarlet)」の表紙、(4)ホームズとワトスンが共同生活を送ったベーカーストリート221B、そして、(5)「バスカヴィル家の犬(The Hound of the Baskervilles)」の初版本の表紙(赤を背景に、ダートムーア(Dartmoor)伝説の黒い魔犬が描かれており、非常に素敵な表紙である。)が並んでいる。
ベンチの表側の腰を下ろす部分には、鹿撃ち帽(ディアストーカー)を頭にかぶり、インヴァネスコートを両肩にはおり、そして、右手にパイプを、左手にルーペを持ったホームズが右側に、右手に銃を携えているワトスンが左側に描かれている。
ベンチの表側の腰を下ろす部分には、鹿撃ち帽(ディアストーカー)を頭にかぶり、インヴァネスコートを両肩にはおり、そして、右手にパイプを、左手にルーペを持ったホームズが右側に、右手に銃を携えているワトスンが左側に描かれている。
ベンチの裏側は、いかにもブックベンチらしく、パイプを口を咥えたホームズの横顔シルエットを真中にして、以下のホームズ作品4冊の背表紙が、左から順に並んでいる。
(1)赤色の本ー緋色の研究
(2)緑色の本ーシャーロック・ホームズの冒険(The Adventures of Sherlock Holmes)
(3)水色の本ーバスカヴィル家の犬
(4)黄緑色の本ーシャーロック・ホームズの事件簿(The Case Book of Sherlock Holmes)
これらのブックベンチは、子供達にもっと本を読んでもらう目的で設置されているものの、実際には大人のほうが楽しんでいるようである。というのも、イベントのウェブサイトでトレイルマップを手に入れた大人達が、カメラを片手にブックベンチ巡りをしているのをよく見かけるからである。
これらのブックベンチは、子供達にもっと本を読んでもらう目的で設置されているものの、実際には大人のほうが楽しんでいるようである。というのも、イベントのウェブサイトでトレイルマップを手に入れた大人達が、カメラを片手にブックベンチ巡りをしているのをよく見かけるからである。
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