ホルボーン高架橋の南側から北側を見たところ |
ウェストエンド(West End)方面からシティー・オブ・ロンドン(City of London)へのアクセス状況を改善するために、1863年から1869年にかけて、ホルボーン高架橋(Holborn Viaduct)は建設された。
ホルボーン高架橋の西側から東側を見たところ |
建築家のウィリアム・J・ヘイウッド(William J. Haywood:1821年ー1894年)が設計を、そして、技師のロウランド・メイソン・オーディッシュ(Rowland Mason Ordish:1824年ー1886年)が工事を担当した。竣工後、ヴィクトリア女王(Queen Victoria:1819年ー1901年 在位期間:1837年ー1901年)の出席の下、正式開通を迎えた。
ホルボーン高架橋の四隅(南西部分)に建つ建物 |
ホルボーン高架橋の南側には、「商業(Commerce)」と「農業(Agriculture)」を表す女神像2体が、また、北側には、「科学(Science)」と「芸術(Fine Art)」を表す女神像2体が、歩道沿いに設置されている。
Sir Thomas Gresham 像(ホルボーン高架橋の南東部分) |
Henry Fitz Eylwin 像(ホルボーン高架橋の南西部分) |
南側の2体は、英国の彫刻家ヘンリー・ワイト・バーシル(Henry Wayte Barsill:1833年頃ー1871年)によって、1867年から1869年にかけて製作された。また、北側の2体は、彫刻会社ファーマー&ブリンドリー社(Farmer & Brindley)によって、1868年から1869年にかけて製作された。
ホルボーン高架橋の四隅(北西部分)に建つ建物 |
ホルボーン高架橋の四隅に建つ建物には、内部階段があり、上のホルボーン高架橋と下のファリンドンロード / ファリンドンストリート(Farringdon Road / Farringdon Street→2017年1月7日付ブログで紹介済)を繋いでいる。
Sir William Walworth 像(ホルボーン高架橋の北西部分) |
Sir Hugh Myddleton 像(ホルボーン高架橋の北東部分) |
四隅に建つ建物の外壁(日本で言う2階部分)に、
南側: Sir Thomas Gresham / Henry Fitz Eylwin
北側: Sir William Walworth / Sir Hugh Myddleton
の像が設置されている。
これらの4体は、英国の彫刻家ヘンリー・ワイト・バーシルによって、1869年に製作されたが、第二次世界対戦(1939年ー1945年)中の1941年に、ドイツ軍の爆撃により、像を含む北側の建物等が被害を受けたため、2000年(西側)と2003年(東側)に改修工事が実施されている。
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