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挿絵入り文芸誌「イエローブック」を創刊して、同誌の美術担当編集主任となり、 経済的に余裕ができたオーブリー・ビアズリーが1894年に購入した ケンブリッジストリート114番地の建物正面(その1) <筆者撮影> |
同戯曲の英訳版は、1894年に出版されているが、当時、オスカー・ワイルドの同性の恋人だった第9代クイーンズベリー侯爵ジョン・ショルト・ダグラス(John Sholto Douglas, 9th Marquess of Queensberry:1844年ー1900年)の三男で、作家 / 詩人 / 翻訳家のアルフレッド・ブルース・ダグラス卿(Lord Alfred Bruce Douglas:1870年ー1945年)が英訳を行ったものの、出来が悪かったため、オスカー・ワイルド自身が、その英訳を修正している。
同戯曲の英訳版には、英国のイラストレーター / 詩人 / 小説家であるオーブリー・ヴィンセント・ビアズリー(Aubrey Vincent Beardsley:1872年ー1898年)による挿画が使用されている。
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| オスカー・ワイルド作戯曲「サロメ」の英訳版に付されている オードリー・ビアズリーによる挿画 |
オーブリー・ビアズリーは、1894年に、米国の作家であるヘンリー・ハーランド(Henry Harland:1861年ー1905年)と一緒に、挿絵入り文芸誌「イエローブック(The Yellow Book)」を創刊して、同誌の美術担当編集主任となった。
経済的に余裕ができたオーブリー・ビアズリーは、同年、現在のシティー・オブ・ウェストミンスター区(City of Westminster)ピムリコ地区(Pimlico)内にあるケンブリッジストリート114番地(114 Cambridge Street)を購入して、1歳上の姉メイベル・ビアズリー(Mable Beardsley:1871年ー1916年)と同居。
この建物は、ビアズリー一家が1888年にイングランド南部のサセックス州(Sussex)ブライトン(Brighton)からロンドンに移った際に住んだケンブリッジストリート32番地(32 Cambridge Street → 2026年3月26日付ブログで紹介済)と同じ通り沿いに所在している。
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挿絵入り文芸誌「イエローブック」を創刊して、同誌の美術担当編集主任となり、 経済的に余裕ができたオーブリー・ビアズリーが1894年に購入した ケンブリッジストリート114番地の建物正面(その2) <筆者撮影> |
ケンブリッジストリート114番地は、地下鉄ヴィクトリアライン(Victoria Line)が停まる地下鉄ピムリコ駅(Pimlico Tube Station)とヴィクトリア駅(Victoria Station → 2015年6月13日付ブログで紹介済)の間に所在している。
ケンブリッジストリート(Cambridge Street)の南側は、地下鉄ピムリコ駅から西へ延びるルプスストリート(Lupus Street)から始まり、北西に延びて、その北側は、ヴィクトリア駅の東側を走るヒューストリート(Hugh Street)にぶつかって終わっている。
ヒューストリートの北側は、ヴィクトリア駅から南側に延びる線路となっている。
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| 「Nicholson - Super Scale - London Atlas」から ピムリコ地区の地図を抜粋。 |
ケンブリッジストリート114番地の建物は、北側のサセックスストリート(Sussex Street)と南側のグロースターストリート(Gloucester Street)に挟まれたケンブリッジストリートの西側に建っている。
ケンブリッジストリートを挟んで、ケンブリッジストリート114番地の建物の反対側には、英国国教会のセントゲイブリエル教会(St. Gabriel’s Church)が建っている。
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| ケンブリッジストリートの南側から セントゲイブリエル教会を見たところ <筆者撮影> |
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| セントゲイブリエル教会を下から見上げたところ <筆者撮影> |
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ケンブリッジストリート114番地の建物入口 <筆者撮影> |
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ケンブリッジストリート114番地の建物入口横外壁には、 オーブリー・ビアズリーがここに住んでいたことを示すブループラークが掛けられている。 <筆者撮影> |
ケンブリッジストリート114番地の建物の外壁には、オーブリー・ビアズリーがここに住んでいたことを示す London City Council のブループラークが掛けられている。
ブループラークは、一個人一つに限定されている関係上、ケンブリッジストリート32番地の建物の外壁には、ブループラークは掛けられていない。









