2024年9月12日木曜日

ロンドン セントジェイムズスクエア12番地(12 St. James’s Square)

画面左手の建物がセントジェイムズスクエア12番地

英国のロマン派詩人である第6代バイロン男爵ジョージ・ゴードン・バイロン(George Gordon Byron, 6th Baron Byron:1788年ー1824年 → 2021年5月9日+2024年8月24日 / 8月30日付ブログで紹介済)の一人娘で、「世界初のコンピュータープログラマー」として知られている英国の貴族 / 数学者であるラブレース伯爵夫人オーガスタ・エイダ・キング(Augusta Ada King, Countess of Lovelace:1815年ー1852年 → 2024年9月5日 / 9月9日付ブログで紹介済)が住んでいた家が、セントジェイムズスクエア(St. James’s Square → 2014年12月7日付ブログで紹介済)内に所在している。



ナショナルポートレートギャラリー
(National Portrait Gallery)で販売されている
ラブレース伯爵夫人オーガスタ・エイダ・キングの肖像画の葉書
(Margaret Sarah Carpenter
 / 1836年 / Oil on canvas
2160 mm x 1370 mm) 

ナショナルポートレートギャラリー
(National Portrait Gallery)で販売されている
第6代バイロン男爵ジョージ・ゴードン・バイロンの肖像画の葉書
(Richard Westall
 / 1813年 / Oil on canvas
914 mm x 711 mm) 


セントジェイムズスクエアは、ロンドンの中心部シティー・オブ・ウェストミンスター区(City of Westminster)のセントジェイムズ地区(St. James's)内にある広場で、北側のピカデリー通り(Piccadilly)と南側のパル・マル通り(Pall Mall → 2016年4月30日付ブログで紹介済)に挟まれている。



セントジェイムズスクエア内にある美しい植栽


1720年代には、7人の公爵(Duke)と7人の伯爵(Earl)が既にこの一帯に住んでおり、この段階で、スクエアの東、北および西の部分は邸宅に囲まれていた。

当スクエアの周囲には、ジョージ朝様式やネオ・ジョージ朝様式の建物が建設され、スクエアの中心にはプライベートガーデンがつくられた。プライベートガーデンの中心部には、ステュアート王朝(House of Stuart)のウィリアム3世(William III:1650年ー1702年 在位期間:1689年ー1702年)のブロンズ像が1808年に設置された。

19世紀中頃になると、当スクエア内には、銀行、保険会社、英国政府機関、図書館やクラブ等が入居するようになったが、引き続き富裕層が住む高級住宅街であり続けたのである。


セントジェイムズスクエアガーデンズ中央に設置されている
ウィリアム3世のブロンズ像


ラブレース伯爵夫人オーガスタ・エイダ・キングが住んでいたのは、セントジェイムズスクエア12番地(12 St. James’s Square, St. James’s, London SW1Y 4LB)である。

セントジェイムズスクエア12番地は、セントジェイムズスクエアから北へ延びるデューク・オブ・ヨークストリート(Duke of York Street)と同スクエアから西へ延びるキングストリート(King Street)に挟まれた同スクエアの北西部分に建っている。


セントジェイムズスクエア12番地の建物外壁には、
ラブリース伯爵夫人オーガスタ・エイダ・キングが
ここに住んでいたことを示すブループラークが架けられている。


セントジェイムズスクエア12番地の建物外壁には、ラブレース伯爵夫人オーガスタ・エイダ・キングがここに住んでいたことを示すブループラーク(Blue Plaque - イングリッシュヘリテージ(English Heritage)が管理)が架けられている。


        

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