2024年7月9日火曜日

ロンドン キングリーストリート(Kingly Street)

キングリーストリートの北側入口


英国の女流推理作家であるフィリス・ドロシー・ジェイムズ(Phyllis Dorothy James:1920年ー2014年 / 一般に、「P・D・ジェイムズ(P. D. James)」と呼ばれている)作「女には向かない職業(An Unsuitable Job for a Woman → 2024年5月5日 / 5月20日 / 5月23日付ブログで紹介済)」(1972年)において、物語の冒頭、女探偵のコーデリア・グレイ(Cordelia Gray - 22歳)は、地下鉄オックスフォードサーカス駅(Oxford Circus Tube Station)を出ると、キングリーストリート(Kingly Street)へ入り、探偵事務所(Detective Agency)へと急いでいた。



女探偵のコーデリア・グレイが働く探偵事務所が所在するキングリーストリートは、実在の通りで、ロンドンの中心部であるシティー・オブ・ウェストミンスター区(City of Westminster)のソーホー地区(Soho)内にある。


キングリーストリートの北側入口の東側角には、
リバティーデパートが建っている。

キングリーストリートを北側から南側へと下る(その1)

キングリーストリートを北側から南側へと下る(その2)

キングリーストリートを北側から南側へと下る途中、
北側を振り返ったところ


キングリーストリートの北側は、デパートのリバティー(Liberty )が面しているグレートマールボロストリート(Great Marlborough Street)から始まり、


*リトルマールボロストリート(Little Marlborough Street)

*フーバーツプレイス(Foubert’s Place)

*ガントンストリート(Ganton Street)

*テニスンコート(Tenison Court)


と交差して、その南側は、ビークストリート(Beak Street)に突き当たって、終わっている。


キングリーストリートを北側から南側へと下る(その3)-
奥に見えるのは、カーナビーストリートへと突き当たるフーバーツプレイス。

キングリーストリートを北側から南側へと下る(その4)

キングリーストリートを北側から南側へと下る(その5)

キングリーストリートを北側から南側へと下る(その6)


キングリーストリートの西側には、リージェントストリート(Regent Street)が、また、東側には、歩行者専用のショッピング街であるカーナビーストリート(Carnaby Street)が、南北に並行して延びている。


キングリーストリートを北側から南側へと下る(その7)

キングリーストリートを北側から南側へと下る(その8)

キングリーストリートを北側から南側へと下る(その9)

キングリーストリートを北側から南側へと下る(その10)


キングリーストリートは、元々、キングストリート(King Street)と言う名前で、1906年までは、そう呼ばれていた。


キングリーストリートを北側から南側へと下る(その11)

キングリーストリートを北側から南側へと下る(その12)

キングリーストリートの南側入口の東側角に建つ建物 -
現在、韓国焼肉屋が入居の上、営業中。

キングリーストリートの南側は、
ビークストリートに突き当たって、終わっている。


キングリーストリートの北口の場合、デパートのリバティーとリージェントストリート沿いの建物が、渡り廊下で繋がれている。


キングリーストリートの北側入口にある渡り廊下


以前、リージェントストリート沿いの建物も、リバティーが使用していたため、渡り廊下で結ばれていたが、現在、リージェントストリート沿いの建物は、他の店舗が使用している関係上、この渡り廊下は使用されていない。


渡り廊下の東側
(リバティーデパート側)

渡り廊下の西側
(リージェントストリート沿いに建つ建物側


この渡り廊下の壁に設置されている時計は、当時から「リバティー時計(Liberty Clock)」と呼ばれており、キングリーストリートの北口を飾る有名なポイントとなっている。


有名な「リバティー時計」

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